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婚約指輪は給料の3ヶ月分って本当?その理由と原価

投稿日:2016年4月2日 更新日:

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婚約指輪の値段は、給料の三か月分が目安とよく言われます。
この基準、いったいどこから出てきたのでしょうか?
そもそも、それは妥当なものなのでしょうか。

 

「婚約指輪は給料の3か月分」その理由

実はこの基準には、明確な理由はないのです。
もともとは、世界のダイヤモンド原石を扱っている「デ・ビアス社」が、宝石を売るためのキャッチフレーズとして作り出したものです。
つまりバレンタインデーと同じ、売るための企業の戦略です。
調査によると、これまでの婚約指輪の平均価格が給料の三か月分を越えたことはないそうです。

 

そもそもなぜ、婚約時にダイヤモンドを贈る習慣が一般的なのでしょうか。
これにも、これといった根拠はありません。
ダイヤモンドが、貴金属の中でもっとも財産として現金化しやすい、というような理屈が後付けされているようですが、そういうことはありません。

むしろ、金の指輪や地金のほうが、どこの国でも現金化しやすいのです。
宝石は専門家による面倒な鑑定が必要ですが、金は素人でもある程度、偽物と本物の区別がつけやすいので、売るときにも鑑定などの手間がそれほどかかりません。

結局、結婚イコールダイヤモンドといった習慣に、それほどの根拠は無いのです。
そして、この習慣もまた「デ・ビアス社」の戦略に乗せられているだけなのです。

 

婚約指輪のダイヤモンドの原価って?

それでは「財産としてのダイヤモンド」という側面から考えてみましょう。
ダイヤモンドの価値を決める要素は色々ありますが、重さだけで言えば0.4カラット以上のものでなければ高く売れません。
それ以下のものは、財産としての価値は無いと思ったほうが早いです。

色にはDからZまでのランクがあり、Dに近いほど透明に近く、Zに近いほど黄色っぽい色になります。
財産として価値ある買い物をしたい場合は、G以上を選ぶ方がよいとされています。

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さて、根本的な話ですが、ダイヤモンドはなぜ高いのでしょうか。
貴金属というくらいだから資源が限られ、産出数が少ないから価格が高いと考える人も多いでしょう。
その答えは間違いではありませんが、100パーセント正解とはいえません。

ダイヤモンドのほんとうの価値を測るには、やはり原価を考えた方がいいでしょう。
宝石として価値があるかどうかの境目は、小売値で100万円がボーダーラインといわれています。
これ以下のものは、財産としてはそれほど価値は期待できません。
(あくまでも市場価値の話です)

数十万円の価格がついていても、デザイン料など宝石以外のコストがかかっている場合が多いので、額面どおりの価値があるとは考えない方がいいのです。

 

つまり、小売店での値段が30万円程度の指輪の原価は、1万円から2万円程度と考えておいた方がいいです。
10万円以下の宝石ならば、原価は数千円ということになります。
財産価値ということに限って言えば、小売店で100万円くらいはしないと期待はできない、ということになります。

 

宝石の原価は、ざっくり言って売値の四分の一くらいと考えていいでしょう。
100万円のものなら、25万から30万円程度が宝石店への卸値です。

 

婚約指輪の値段のカラクリ

ではそんな原価から、なぜ100万円にまで跳ね上がってしまうのでしょうか。
主な原因は店側がマージンを設定しているためです。
これが大体5割程度で、50万円程度上乗せされます。
なぜ、そんなにべらぼうなマージンをとるのでしょうか?

 

宝石というのは基本的に贅沢品です。
日用品のように、在庫がすぐにさばける品物ではないということが重要です。
売れなければ、長期間在庫を抱えるというリスクを常にはらんでいます。
そのリスクの分が上乗せされているのです。

 

この25万プラス50万に加え、アクセサリーでは金、銀、プラチナなどの材料の値段もかかります。
これがだいたい5万くらい。さらにデザイン料や加工費が20万円かかるということになります。

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